当事務所は、これまでに関与してきた数多くの再保険取引に基づく豊富な知識および経験、ならびに、当事務所が蓄積してきた出再対象となる元受保険への深い理解を最大限に活用して、国内の保険会社をはじめ、再保険取引に関わるさまざまなプレーヤーに対して、再保険ストラクチャリングに関する法的論点のアドバイス、契約交渉、協約書や担保契約(信託契約書等)のドキュメンテーション、および、意見書の作成などの再保険取引に関するあらゆる法的サポートを提供しています。特に、国内生命保険会社の事業拡大や資本規制の動向に伴い増加しつつある生命再保険取引において、出再者である国内生命保険会社に法的サポートを提供することについては、新規性・先駆性の高い取引を含め、国内屈指の経験を有しています。 当事務所が取り扱う生命再保険には、新たに開発された保険商品の性質を反映し、積立金を逓増させる部分と特定の市場指数に連動させる上乗せ部分とを別個の再保険会社に出再する複層構造の再保険や、運用利率が予定利率を下回っている既存の年金保険契約を大規模に出再し、国外における資産運用を通じて運用利率の改善を目指すもののほか、資産・負債のデュレーションのミスマッチを低減すること等を通じてリターンを最大化することを目的とした再保険など種々のものがあり、いずれの案件においても保険会社の個別具体的なニーズをくみ取ったサポートを提供しております。その他、より複雑なストラクチャリングについても積極的に手がけており、再保険会社が運用する通貨と元受保険の支払通貨が一致しない場合に、為替再保険を導入する手法や、為替デリバティブを担保資産として再保険取引に組み込む手法、さらには、近時増加しつつあるリパック債を再保険会社の運用資産に組み込む手法など、豊富な実績を有しております。